第20話 なのかまちナイトバザール

諏訪町でのオープンハウス初日を終えたあと、私はブログネタを探しに一人七日町へとくり出しました。その日の七日町はいつもと少し様子が違っていて、町に近づくにつれてアナウンスとマイクに向かって話す人の声がどこからか大きく響いてくるのでした。
気になった私はその声のするほうへ進んでみることにしました。するとそれは町にある「ほっとなる広場公園」から聞こえてくるものでした。
広場にはたくさんの人が集まり、みんなが奥のステージを見つめていました。その視線の先には何が?
実はなんと、お笑いタレントの「長州小力」さんが七日町にやってきていたのです。これには私もたいへん驚きました。

長州小力さんのショーは「ほっとなる広場公園」をたくさんの人で埋め尽くすものすごい盛況ぶり。

しかしなぜ小力さんが七日町にやってきていたのでしょうか?

謎を解決したのはこの看板。この日はなにやら七日町商店街振興組合による「なのかまちナイトバザール」なるイベントの開催日だったらしく、小力さんのライブショーはその目玉の一つであり、この他にもいくつかの催しが七日町で繰り広げられていることが示されていました。

その一部を紹介すると、


(1)ミニ縁日風屋台コーナー



夏の風物詩といえば縁日。そのなかでもおなじみのかき氷とヨーヨー&スーパーボールすくいが登場。そしてバルーンアートのパフォーマンスもおこなわれていました。どちらも子供たちに大人気で特にバールンの方は行列までできていました。
道を歩く子どもたちは色とりどりの風船を持ち、まちなかはちょっとしたバルーンアートギャラリーに。


(2)商店街のお店による街頭販売





この日はバザールと銘打つだけあって七日町の各お店では様々なセールがおこなわれていました。そしてその中のいくつかのお店では通りにテントやワゴンを出しての街頭販売も実施されていました。普段は建物の中でされている売り買いのやりとりもこうして表にでてくると通りでの人の動きの種類も増え、通りの表情をとても豊かなものへ変えてくれるみたいです。
特にすごかったのは一番上の写真。若い女の子向けのお店のワゴンセールに集まるお客さんの数の多いこと!多いこと!


(3)使用済み天ぷら油回収


知らなかった。七日町では普段から使用済み天ぷら油を回収してくれるらしい。使用済み天ぷら油を回収場所に持っていくと駐車場のサービスが受けられ、回収用のスタンプカードを集めると素敵なエコなプレゼントがもらえるそうです。この日は回収用の特設スペースが設けられ、私は偶然にも交換風景を目撃。地球にやさしい活動は、なんだか優しい風景にみえてきます。
詳しくは 七日町商店街振興組合http://www.nanokamachi.com/だそうです。


(4)夕涼みジャズライブ


あたりが暗くなり雰囲気が出てくると、先ほどと同じ広場では夕涼みジャズライブが催されました。金管楽器の響きが夏の夜には涼しげで、ジャズのリズムはこの日のまちの活気を表現しているようでした。

なのかまちナイトバザールは小規模ながら内容が盛りだくさんで、いろいろな刺激にあふれた楽しいイベントでした。また、広場でのイベント、駐車場や循環バスの無料サービス、託児サービスなど主催者側の努力がうかがいしれ、このイベントに対する七日町の商店街の方々の情熱を感じることができました。
課題に疲れ、ニュースを聞けば凶悪犯罪や景気の情報に憂鬱になる毎日ですが、今日のように頑張る人や人の賑わいに触れると、そんなことは一気に吹っ飛んで途端に元気になたような気がします。

ナイトバザールは7/4の一夜限りでしたが、七日町でのイベントはこれだけではありません。今回ここで手に入れた情報によると5~11月の毎週金曜日に七日町でなにやらおいしそうな何かがおこなわれているそう...。くわしくはまた別のエントリーで☆
元気を手にいれにみなさん七日町に出かけてみませんか!?

(文・写真=西田朋未)

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