山形R不動産リミテッドのウェブサイトがオープンして、1年が経った。
空き物件の調査や、街中を歩き、ブログを書く習慣が馴染んだ頃、山形の空き物件事情がだんだんとわかってきた。
これから何話か、1年の報告の意味も含めた、山形の都市を考現学的に紹介していこうと思います。
今回は、「立地と空き物件」について。
山形の街中には、立地が良いのに空いていたり、あまり良いとは言えない立地で商売をしていたりと、少し常識とズレている物件が見られる。
それを紹介していこうと思う。
まず、ミサワクラスの隣の「三共商会ビル」山形市の街中のど真ん中にあるのに、空いている。
最近は、ミサワクラスのアーティストが、アトリエとして使ってはいるが、以前は5、6年使われていなかった。
これも、山形市の街中のど真ん中にあるのに、空いている。
とても大きな建物で、各階の広さも十分すぎるくらいある。
次の建物は、旧梅月堂。
建物としてのかっこよさも、歴史もあるのに、使われていない。
山形の街中にはまだまだ好立地にも関わらず、空き物件になっている建物が多い。
次は、そんな好立地の空き物件に対する、悪立地にあるお店を見てみる。
横道に入ると、お店が軒を連ねている。
これも、大通りの横道のさらに横道の奥で、家具屋さんが営業している。
次も、写真真ん中の緑の建物で、お店が営業している。
ここまで来ると、見落としてしまう場所で、商売をしている。
最近感じるのだが、山形市のような地方都市においては立地は関係がないのかも知れない。
東京のような大都市ならば、立地はお金では買えないのかも知れないが、山形では、空き物件がありすぎるから、立地も厳選して選べるのかも知れない。
立地が良いのに空いている建物を見てみると、建物が大きすぎたり、建物が小さすぎる建物の、極端な統計になる。
山形では、ちょうど良い大きさの建物、且つ良い立地の建物が回転良く運営できているが、それ以外はうまくいっていないらしい。
こうやってみると、僕たち山形R不動産リミテッドの考えるべきところがよく見えてくる。
次は、「建物のファサードと空き物件」について紹介します。