七日町にあるファッションビル・セブンプラザ。
セブンプラザ
ここは現在、1階～4階までテナントが入っています。
でも、ちょっとだけ昔は、
このビルの5階まで入ることができました。
名残が残るエレベーター
ほら、エレベーターもちゃんと5階まであるでしょう？
今はもう入ることができない5階。
数年前まで何があったのかというと...
「シネマイータ」という映画館がありました。
山形は、「映画の街」として知られ、
海外でも高い評価を受けている
「山形国際ドキュメンタリー映画祭」も開催されています。
しかしここ数年で、街中にある
たくさんの映画館が姿を消していきました...。
映画好きには寂しいばかりです。
私が小学生の頃は、
夏休みや冬休みになると親や友達と一緒に映画を観に出かけたものです。
そんな思い出にひたりながら、ちょっとレトロな「旧映画館」巡りを
街を歩きながら行ってきました。
まずは、「シネマ旭」。
「ASAHIZA」の文字がカッコいい！
大きく「ASAHIZA」の文字が入った、堂々とした佇まいですね！
そのすぐ近くには、「ミューズ」という映画館。
テナント募集中
なんとここ、テナント募集って書いてありすよ！
うーん、気になるっ！
元映画館はどんな使い方ができるのでしょうか？
映画館カフェとか？
もしできたら、素敵ですよね。
最後に、御殿堰（ごてんぜき）。
街中の新観光名所
ここは新たな街中の観光名所として整備され、休日にはたくさんの人で賑わっています。
その奥の方を見てみると、広場になっています。
ちょっと昔はここにも映画館がありました。
現在は広場として使われています。
その名も「スカラ座」と「宝塚劇場」です。
色使いが昭和！
この写真は私が2年位前に撮っていたものです。
細い路地を入っていくと赤と黄色の扉があり、
わくわくしながら券を買う順番を待っていたことを思い出しました。
撮影当時、すでに営業していなかったので、雰囲気が伝わりにくいかとは思いますが、
私が小学生だった当時はかなり賑わっていたんです。
映画館の中では飲食禁止なのに、扉の中でポップコーンを売っていたという不思議！
懐かしいなぁ。
変わってゆく街中に少し寂しさを覚えつつ、
もっと元気になってほしいと思う、今日この頃でした。
（文・写真＝青山真彩美）
