国道とかの交通量の多い通りって大きな看板や色とりどりチェーン店ばかりであまり魅力的ではないですよね。
そんな中、僕の興味を妙にそそる本屋がありました。この本屋、煙突があるんですね。
いったい何のための煙突なのでしょうか?
なぜ本屋に煙突が?
やっぱり煙突。
銭湯をリノベーションでもしたのかもしれない。
と妄想を膨らませ中に入ってみることに。
あれ? 普通だ。
どうしても気になり、店員さんに外の煙突は何か?
と聞いてみると思いもよらない答えが、
煙突ではなく、実は看板の柱の部分だったのです。
元は看板だったのだけども維持費が掛かるため上の部分だけ取ったけど柱は屋根の修理の時に上りやすいために残しておいたそうです。
さらにこの本屋は元々、隣にあったタバコ屋の店内も利用しているため
本屋からタバコ屋を通過するという感じに・・・
タバコ屋の面影。
違う方向から見てみるとタバコ屋ですね。
おかげで店内を通り抜ける道ができて子供がよく通り、
近所の小学生に「煙突本屋」と呼ばれ、親しまれているそうです。
偶然とはいえちょっと発想を変えるだけで新しい風景となる過程を知れてよかったです。
(文・写真=米谷亮)