第2話 出鼻をくじかれた僕たち

出鼻をくじかれた僕たちは馬場さんに、
「今度は何でもいい。とりあえず空き物件を探してみて。」
そうアドバイスをもらい、再びまちにくりだした。
最初は十数件しか集まらなかったのに、今度は数十件集まった。

見つけてきたのはこういう空き物件。

どこにでもありそうなビルとか。

普通の一軒家。


「そりゃ空き物件になるよな。」

って普通の人は思うような物件ばかりだけど、僕らにしてみたら、それも使い方次第でうまくいく物件たち。

とは言うもの、そういう物件を紹介するだけでは普通の不動産会社のウェブサイトと同じになってしまう。

またも僕たちは、壁にぶち当たってしまった。