#9 ちょっと休憩しましょう。
壁を白く塗り終え、天井塗装へ。壁の塗装に比べて、天井塗装はずっと上を向いているため、すごく首が痛く、またペンキもポタポタ垂れやすいのでしっかりとした養生と、目や体への防御が必要(ということを後で知ります。)

壁を塗るよりも難しく、疲れます。
友だち達には1日で天井塗装まで手伝ってもらったので、とりあえずお礼は何がいいかを聞くと、なぜか縁側でスイカを食べたいという答えが。

とりあえず急いでスイカを買ってきてみんなで休憩。
というのも、手前に写っている子は都会出身なので縁側でスイカを食べるという体験はなかなか貴重なことらしく、田舎出身の僕にはどこか新鮮な答え。

縁側から見える風景。きれいな風景が広がっています
目の前に田んぼと山々が見える縁側で休憩をしながら、いま、やっと山形らしい暮らしをしているんだなーということを実感した1日でした。
(文・写真=石母田 諭)

「改装OK物件」という言葉に惑わされ、無計画なまま勢いで引っ越したのはボロボロの平屋 (良く言えばノスタルジック)。そんな物件に山形R不動産の石母田が実際に住み、自分の手で少しずつリノベーションをしながら暮らしていく。

石母田 諭(いしもた・さとし)
1990年 宮城県石巻市生まれ。2015年 東北芸術工科大学大学院 環境デザイン領域修士課程修了。在学中は山形R不動産の活動に参加。解体予定の空き家に住み、改装しながら暮らす日常の様子を綴った「セルフリノベで暮らす」をプロジェクトブログとして発信。2015年〜株式会社オープン・エーに勤務。