第1話 山形のまちなかはどうなっている?
東京R不動産のディレクターである馬場さんが、山形にある東北芸術工科大学の建築・環境デザイン学科の准教授に就任したとき、もはや山形R不動産ができるのは決まっていた。
梅雨はじめの6月。山形R不動産オープンに向けての準備が始まった。10数人の学生たちが、蔵付き、庭がある、古い建物、といった山形らしい物件を求めて、山形市内の空き物件探しに行ってきた。
探しにくりだした僕らのR不動産のイメージは、「おもしろ空き物件を紹介しているウェブサイト」という漠然としたものだった。だから当然山形R不動産でも「おもしろ空き物件」を紹介するしかないと思って、「おもしろ空き物件」を探しにいった。

こんな蔵だったり

倉庫だったり

結構おしゃれな家だったり。
だけど考えて見れば、僕たちが思ったほどものすごい物件はそんなにないのは明らかだ。「まちにはおもしろ物件がごろごろあるんだろうな」と、思っていたがそんなのは一握り。集まった物件はほんのちょっと。
「期待しすぎてテンションが落ちる」そういう気分だった。
 このブログについて
このブログについて山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー
 著者紹介
著者紹介黒田良太
鈴木芽久美
山本将史
工藤裕太
佐藤英人
石母田 諭

 
 
 
  
  
  
  
  
 
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
   
  
  
  
  
  
  
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