2009.3.9

第6話 見積りを出してもらった

 

旅館を再生するには、ある程度費用が必要になる。僕たちははじめ、オーナーさんではなく、投資家を見つけてきて、その投資家にお金を出してもらおうと思っていた。しかし、「こういう計画です。」という話をしているうちにオーナーさんがお金を出してもいいということになった。

次は「どのくらいお金がかかるか」を算出する段階になった。僕たちは、知り合いの工務店さん(このブログの筆者である鈴木芽久美のおじさん)に改装にかかる費用を見積ってもらうことにした。

一段と寒くなってきた12月の下旬、旅館の内部をどうするか説明しながら、見積もりを出すための視察を行った。

工務店、電気関係、設備関係の様々な業者が、建築に関わることを身にしみて感じた。

一部屋一部屋、詳しく視察する。

図面を片手に、詳しい説明をする。疑問に思うことがなくなるまで。

今回の視察を基に、見積もりを出してもらう。見積もりが出来上がるのは、年が明けたころだそうだ。僕たちはまだ、建築を実際につくる上での順序を「これでもか!」というくらい間違っていたことに気づいていなかった。

このブログについて
 

山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー


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