第34話 アジアハウス・クリーニングプロジェクト
10月15日に「山形国際ドキュメンタリー映画際2009」は、無事終わりました。アジアハウスも、アジアの方に喜んでいただき、携わった僕たちも感慨深いものがありました。
すでに終わってしまいましたが、どのような空間的な過程を経て、アジアハウスができたのか、紹介していませんでした。
それを少しご紹介。まずは、大掃除から。

3階と4階がアジア人のためのドミトリーとなります。
3階、4階の壁は古い土壁で、手で触るとボロボロとはがれてしまいます。上の写真は、できる限り土壁をはがし、きれいに整える作業です。

案の定、室内は埃とちりでモクモクとなり目の前は真っ白。
顔とマスクの小さな隙間からも入ってきます。

畳をはがし、きれいに掃除をすると、シンプルで広い部屋になりました。
完成後は、この上にクレート(フォークリフトなどが持ち上げるスノコのような木材)がのっただけ。

2階がフロントとスタッフのための部屋、1階がカフェ、地下がトークイベントのための小劇場となっております。

みんな楽しそうに作業していました。

きれいに掃除をした後、1階は白くペンキを塗りました。
ここには本当に多くの方が関わり、皆さんに「すごい」と言っていただきました。隅々まで、誇れるものとなりました。
関係者の皆様には本当にお世話になりました。
心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

山形R不動産草創期、2009年から2013年にかけて、当時の東北芸術工科大学の学生たちが山形市内の空き物件を探し、実際に再生していったプロジェクトダイアリー

黒田良太
鈴木芽久美
山本将史
工藤裕太
佐藤英人
石母田 諭