2012年 5月中旬
晴天が続き、すっかり初夏の日差しを感じる季節。
早朝からオープンカーで出動しても、もう寒さは感じません。
そうです。ご存知、SS(スピードスプレヤー)で、今日はラフランスの消毒。
今シーズンに入り、すでに3回目の防除です。
4月に種まきをした苗代では、苗がすくすく育っていました。
という大変な管理作業を、毎日母がやってくれました。
苗代の管理も、経験と知識が必要な大切で難しい作業。
高温時に放っておくと苗が焼けて葉が黄色くなり弱ってしまったり、低温で寒過ぎると発芽しなかったり、プロの農家でも管理に失敗して苗が全滅することもあるのです。
さすが母。立派な苗に育ててくれました。
・・・なんで自分でやらないのか、って?
・・・私も一応会社員でもある訳で、日中は家にいませんから。。。
田植えとくれば、また初登場!営農マシーン「田植機1号」だ!!
(農業豆知識 ※モンローって?・・・もちろん、あのマリリンではありません。田植機にマリリンが付いてたら仕事になりません。正式には油圧式自動水平調節機構(モンローマチック)といい、うね高さを検知し、わずかな段差に合わせて、機体を油圧で自動的に昇降制御し、常に一定の深さで植付けできるという機能。トラクターなどにも使われている装置。)
でも、なんと、田植機1号、実は借り物なんです。。。とほほ。
田植機に関しても、トラクター同様( 23話参照)、なんだかんだありまして。
それにしても高性能乗用田植機、「快適」の一言です。
以前は歩行型という田植機が一般的で、機械を操作して泥の中を歩かなければなりませんでした。それが今や泥の中を歩く必要はなく運転するだけ。乗用田植機、最高です。
かからずに「田植え」終了。
父と一緒に田植えしていた頃は、植付けの列がちょっとでも曲ったりすると「みっともない」と怒られたものでした。「ゆっくりでいいから丁寧に真っ直ぐ植えろ」と。
プロ中のプロである専業農家には、田植の後の見た目にもこだわりがあったのです。
・・・でもオレ、兼業農家だし・・・。
と言い訳しつつ、知らず知らずに「曲ってもいいから早く」を選択した自分がちょっと残念。
苗たちも、そよそよと風にそよいで気持ちよさそうです。
秋の刈取りまでは、約4ヶ月。
管理に手を抜かず、今年もいい稲を育てなくっちゃ。
つづく