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山辺の銀行跡、文化を受け継ぐ箱 |
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山形県東村山郡山辺町。 名前だけ聞くとピンと来ない方も多いかもしれませんが、山形市のすぐ隣、市街地から車で15分以内の距離。 電車も通っていて、山形駅からもたった3駅。 そんなアクセスの良さを感じさせないほど、穏やかで落ち着いた空気が流れるまち。 そのまちの少しシャッターが目立つ商店街のど真ん中に、ひっそりと、しかし堂々と佇む建物があります。 今回ご紹介するのは、かつて銀行として建てられ、その後は地域の醤油屋として長く愛された建物です。 昭和4年に建てられた元銀行。 重厚な外観と、趣のある木製建具。 少し歪んだガラス越しに入る光が、長い年月を経た建物の呼吸を感じさせます。 室内には、電話室や金庫室など、往年の記憶を宿した空間がそのまま残されています。 当時の名残がひとつひとつ丁寧に積み重ねられていて、この建物がどれほどの時間をこのまちと共に過ごしてきたのかが伝わってきます。 そして奥には、座敷蔵。 蔵特有の分厚い壁と静けさが包み込み、どこか京都の町屋にも通じるような落ち着きを感じます。 ひんやりとした空気なのに寒さはなく、湿気も感じない。 まるで建物そのものが、時を整えているような、不思議な居心地の良さ。 一度外に出て裏の蔵部分で驚くのはその天井高。 2階までぶち抜かれた蔵空間は、圧巻の開放感を誇ります。 何を保管していたのか定かではありませんが、この高さを活かした新しい使い方を想像するのが楽しい。 例えば、ここを宿泊施設に。 駅から徒歩5分という立地は旅人にも嬉しい距離。 玄関口の店舗部分をフロント兼カフェにして、地元の食材を使った朝食やオリジナルの瓶詰め醤油を販売したりするのもいい。 あるいは、奥の蔵を活かしてボルダリング施設やイベントホールに。 地域の人や訪れる人が交わる場所として、もう一度まちの真ん中を灯せるかもしれません。 一度は解体の話もあった建物。 しかし、残すという選択をした人たちの思いが、この場所の価値を物語っています。 歴史ある建物が、次の使い手を待っている。 この建物を未来へとつなぐのは、あなたかもしれません。 |
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| 少し歪んだガラス越しに入る光が、長い年月を経た建物の呼吸を感じさせます。 |
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| かつて銀行として建てられ、その後は地域の醤油屋として長く愛された建物です。 |
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| 当時は電話室として使われていたスペース。 |
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| 醤油屋さんとして長く愛されていました。この樽も何かに活かせそう。 |
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| >>大きな地図で見る  |
| 価格 | 1,480万円 | 建物面積 | 234.68㎡ |
| 管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
| 所在地 | 山形県東村山郡山辺町大字山辺 | ||
| 交通 | 徒歩5分 | ||
| 建物構造 | 鉄筋コンクリート造 2階建て | 所在階 | |
| 築年 | 1929年 | 土地権利 | 所有権 |
| 敷地面積 | 453.94㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
| 用途地域 | 第二種住居地域 | 建蔽率/容積率 | 60%/200% |
| その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
| 設備 | バス1坪以上/追焚機能/浴室暖房/浴室乾燥機/電気/上水道/エアコン | ||
| 備考 | 地目:宅地/現況:空室/引渡時期:相談/現況渡し/契約不適合責任免責/境界明示免責/片付けに日数を要する事をご理解下さい。 | ||
| 情報修正日時 | 2025年10月23日 | 情報更新予定日 | 2025年11月12日 |
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