その土地にある材料をその土地の手法で調理したものが郷土料理。
今日はその山形の郷土料理をご紹介したいと思います。
(たまたま夕飯がそうだったなんて言えやしない・・・)
じゃーんっ!
そう、ご存じの通り「うどん」です。
この茹で上がったうどんが郷土料理だって?!と思いの方もいるかもしれませんが、これが山形の郷土料理「ひっぱりうどん」。
いや、素材はうどんなのですが、食べ方がちょっと変わっているのです。
どうやって食べるかというと・・
これですよ!これ!!
納豆をいれます!
麺を入れる容器に醤油とお湯(うどんの茹で汁)とかきまぜた納豆をいれて、
そこにうどんをいれたら「ひっぱりうどん」の完成です。
かき混ぜて食べるのが美味しいのです。
それって美味しいの?
なんてよく言われますが、見た目以上に美味しいのです!
ちなみに、どうして「ひっぱりうどん」と言うかというと
鍋からうどんを引っ張る、納豆の糸をひくから・・という説があるそうです。
もともと、寒さが厳しい山形の農家で、非常時に備えて用意していた、乾麺や納豆等を使って食べるようになったのがはじまりだそう。
どこでも手に入る素材を使っているので、試しにちょっとやってみては、いかがでしょうか。
【作り方まとめ】
①うどん(乾麺)をゆでる。
②器にかきまぜた納豆、醤油(麺つゆでも美味しい)、お好みに合わせてネギ、サバ缶、卵 などをいれ、たれをつくる
③茹で上がったら、うどんを鍋からすくいあげ、そのまま作ったたれで食べる。
(文・写真 木嶋遥香)