夕焼けに染まる七日町。
家の玄関扉を開けると、七日町にあるこの電波塔がいつも目の前に見えます。
東京タワーと比べればなんてことのない高さの電波塔。
それなのに、やけに存在感があります。
山形市のメインストリートだというに、周りのビルは5,6階建てほどの高さ。
高層ビルの少ないこの町だからこその存在感。
でも、自然と親近感がわいてきます。
スカイツリーのように観光地になって、どこか遠い存在になるわけでもなく、あったかい感じがします。
山形の町や人の温かさは、建物の低いこの町並みが生んでるのかな?
なんて勝手に想像してしまいました。
何気ないことですがこの電波塔が、僕に山形の町の特徴を気付かせてくれたような気がしました。
(文・写真=石母田 諭)