第24話 やおや

いつからだろうか?うちの大学の学生食堂に毎週木曜日になると「やおや」と書かれた看板が置かれるようになっていた。そこにはさらに「あまった野菜をなんとかする企画①」と書いてある。なにやらお得で楽しそうな匂いが!前回の「ほっとなる金曜市」もあることだし、せっかくのナイスな企画を取り上げないわけにはいかないような気がしたので、今回のブログは街中を離れ、芸工大へ出張!

毎週木曜、朝9:00~10:00と夕17:00~19:00に開かれる「やおや」。今回はその夕市にいってきました。

到着!ここで毎回、市が開かれている模様。

17:00をわずかに過ぎたばかりなのに、白いテントの下にはすでに何人かのお客さんが。学生や近所の方に利用されている様子でした。

こちらが今回売られていた野菜たち。結構種類が豊富です。ここのお野菜は「あまった野菜をなんとかする企画」とあるように、提携農家から提供された「大きさや形が規格外のもの、豊作で食べきれない」ものが集められています。これを企画した現在学生のじゃぽんデザイン事務所の方々が、農家を毎回リヤカーを引きながらまわることによって集められているのです。実は野菜の並べられている下がそのリヤカー。
野菜はまとめ売りやバラ売りグラム売りとさまざまで、それぞれの値札には名前が書かれ生産者の方がどなたなのか分かるようになっています。

ここでは買い物カゴ代わりにザルが渡され、そこに品物をキープしながらお買い物を楽しむことができます。グラム売りならそこに好きなだけ欲しいだけをのせます。お会計はやおやのスタッフの方がそれを受け取り重さを量り値に応じて精算してくれます。
お気づきかと思いますが、この「やおや」さんはザルをはじめとして看板やリヤカーやテントの多くに木や竹などの自然素材が使われていて、とても優しく温かいそして素朴な雰囲気を持つお店となっています。

そのきわめつけが、このお会計後に商品を包むための袋。ごらんの通り新聞紙を再利用したものです。大きく丈夫なので特に持ち運びに不便することはありません。ビニール袋なんかと比べてすごくカタチがかわいいと思いませんか!?

今回私はここでプルーンを買いました。欲しい量だけ買えて便利でしたし、普段と違った買い物方法がとても楽しくもありました。熟れすぎていたために並んでいた商品なので、なおのこと味は濃く甘く美味でありました。

大学が夏休み期間である9月現在、「やおや」さんはお休みなのですが、芸工の大学祭がおこなわれる9月19・20日からまた再開されます。大学祭と合わせて皆さん是非おいでになってください。

より詳しくお知りになりたい方は次のアドレスへアクセスしてみては!?

じゃぽんデザイン事務所
http://japon-design.xii.jp/

(文・写真=西田朋未)

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どこかおかしい東北芸工大生たちが、山形市のいいお店、きれいな景色、おいしい旬な食べ物などを紹介していく。住んでいる人も知らないものもここには載っている。まさに山形ミ○○ラン!!彼らの「山形でのあそびかた」はこんな感じ。

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